DAY7 ロードトリップのお供にベストなオーディオブック

今回紹介する本は「屍人荘の殺人」です。

 

「これのどこがオーディオブックだ?」って?

ごめんなさい、私、オーディオブック、一冊も持ってないんです。

 

なのでちょうど読み終えたこの本について語らせてください。

ネタバレしない程度に。笑

 

自分であらすじを語るとどうもネタバレしそうなので以下引用します。

「ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった。」

 

私がまず感じたのは「本格ミステリ」へのリスペクトです。

この本を書き上げるまでにどれほどの本格ミステリを研究されたのでしょう。

相当な熱意を感じました。これがデビュー作とは。。

前述した想像だにしなかった事態を含めてもお勧めできる本格ミステリだと思います。

 

あとはやはり「クローズドサークル」の作り方が語られて然るべきでしょう。

様々な通信網が整備されている近年、外部との連絡が取れず孤立したクローズドサークルを実現するにはそれこそエラリィの言うように嵐の山荘くらいのものでしょう。

 

それをこんなアプローチで。。。

発想に驚嘆です。しかもその特異な設定だけの一発で終わらないという。。。

 

とりあえず、読んでください。

 

mages.